静浦の異端児たち

☆海洋情報 19/05/09
ポイント:静浦 ショートドロップ
水温:17~18℃
透明度6m〜

静浦は西風が強く、水面に三角波が立つ一日でした。透明度はこの風向きの影響もあり
4~6m程度でした。西風の影響が少ない堤防右側のショートドロップへ潜りました。
まずは深場の漁礁へ。ここにいたのはツルガチゴミノウミウシです。ウミウシの中でも特異な生態を持ち、他種のウミウシの卵を食べるエッグイーターとして知られています。
続いてドロップオフの岩壁を探すと、水玉模様の美しいキイボキヌハダウミウシが。静浦のショートドロップ側は特にウミウシの個体数が多いですが、そのウミウシを餌とするとても恐ろしい存在…まさにウミウシ界の異端児ですね^^;
岩壁はソフトコーラルが多く、オルトマンワラエビが各所で見られました。

エビという名前がついていてカニのような見た目、けれど分類上はヤドカリの仲間という異彩を放つ存在ですね。そんなこんなで変わり者たちと戯れた一日でした。

投稿者プロフィール

馬場龍一
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